コメ価格は今後どうなるのか。TBS報道局の田中記者が解説。農水省幹部は「カギは備蓄米」と提言。備蓄米は一部にしか出回っておらず、流通すれば価格に反映されるのではないかというのが農水省の見立で、江藤農水大臣は1回目の備蓄米放出分に関しては今月10日ぐらい、2回目放出分に関しては今月10日くらいに店頭に並びだすのではないかという展望を語っている。価格も来月くらいには安定するのではないかという見方をしているが、もし安定しない場合、3回目の備蓄米放出の準備があるとのこと。一方、流通現場を取材してみると、都内のスーパー2社では備蓄米の取引はなく、コメ5kgが3980円~4490円の価格で販売されていても客は買ってくれると答えた。また、大手卸売業者は「全体的な価格はもう下がらない」と予想。価格が下がると農家の経営が困難になるため、適正価格は5キロ3000円台に落ち着くのではないかとのこと。