- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像。
一般会計の総額が18兆3000億円の今年度の補正予算案について、きょう参院本会議で討論し、自民・維新・国民・公明などの賛成多数で可決・成立。その後高市首相は吉村代表と会談。会談では衆院議員定数削減法案などについて協議。定数削減法案について自民・維新は「1割目標に定数削減へ今国会で成立目指す」としていたが、野党側は「企業・団体献金の質疑優先すべき」と主張していて、今国会での成立が困難な状況に。会談では来年の通常国会での実現を目指すことで合意したという。一方立憲・安住幹事長は「連立優先で中身のない法案」などとコメント。
成立した補正予算についてみていく。一般会計の歳出は18兆3034億円で、その半分近くは「重点支援地方交付金」などの物価高への対応に充てられる。重点支援地方交付金の例として政府が掲げたのがお米券。NHKの調査では、お米券を配布すると回答したのは墨田区のみで、理由については「早く配れるため」などとしている。一方配布しないと答えた自治体はその理由について「幅広い食料品に対応する仕組みのほうが有効」などと答えた。配布しないと答えた岡山市や金沢市の市長は「経費がかかるので配れる枚数も限られてくる」などと話した。鈴木農相は「年内にお米券を発送する自治体も出てきている」とコメント。専門家からは「お米券がコメの需要押し上げることで価格の高止まりにつながる」という指摘があるが、鈴木農相は「コメの供給増えていることに加え需要押し上げる効果も限られる」「影響は限定的」などとコメントした。
いまコメの販売はどうなっているのか。新米の販売が想定より進まない卸売会社もあるようで、備蓄米の販売継続が影響しているという。備蓄米の放出は今年3月に開始されたが、消費者に届くのは遅れた。きょう農林水産省は備蓄米を迅速に放出できるよう法改正する方針を自民党の農林関係の会議に示した。政府の備蓄米は、食糧法に基づき不足に備え政府の委託を受けた全国の倉庫に保管されている。入札による放出は「政府による売却手続きなどに時間を要した」という。備蓄米を落札したJA全農は「入札の手続きに伴う書類の作成や取引先との調整などの作業にも時間を要した」と話す。農林水産省は食糧法の改正方針について、民間業者が在庫で持つコメを備蓄米の一部として充てるとしていて、より迅速に消費者に届けることができるとしている。専門家は「民間備蓄に取り組む流れは妥当だと思う」などとコメント。
法制審議会の部会では再審制度見直しに向け、きょうこれまでの議論を整理した資料が示された。この中で証拠開示のあり方をめぐっては、再審請求理由に関連する証拠を対象とする案と、これに加え一定の類型に該当する証拠も対象とする案の2つが示されている。このほか、検察から開示された証拠については再審請求の手続き以外の目的での使用を禁止し、違反した場合の罰則設けることなども盛り込まれた。部会は資料をもとにさらに議論進める。
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政府は安全保障上重要と位置づける区域について、昨年度の土地・建物の取得状況を公表。全体の3%を外国人や外国法人が取得し、その半数近くが中国人や中国の法人だったとしている。法律では重要施設の機能を阻害する土地利用が確認された場合、政府は利用中止などを求める命令・勧告を出せると定められているが「今回は対象となるケースは確認されなかった」という。
楽天への入団が決まった前田健太投手が入団会見。来季プロ野球に復帰する。楽天入団の決め手について「先発ピッチャーとして評価してくれたことが嬉しかった」などとコメント。背番号は日米通じて同じ18、積み上げた勝ち星は日米通算165。前田健太投手は「1つ1つ積み重ねて頑張っていきたい」などと話した。
全国の気象情報について伝えた。
天気についてエンディングトーク。
