1月の能登半島地震の発生以来、人命救助をはじめ被災地で様々な支援にあたった自衛隊が、住民の見送りを受け能登から撤収した。石川県珠洲市・泉谷満寿裕市長は「実に8か月間の長期にわたり、多大なるご尽力を賜りました」と述べ、自衛隊を見送った。自衛隊は能登半島地震の発生後、石川県からの災害派遣要請を受け、8月末の派遣終了までの間、のべ114万人が被災地で活動した。珠洲市で行われた見送りのセレモニーには、会場を訪れて隊員に直接、感謝の言葉を伝える住民も多くみられた。住民は「自衛官にお世話になったし、とりあえずありがとうと。感謝ですよ、感謝しかないです。楽しかったしね」と話す。隊員たちは拍手で見送られながら、能登を後にした。