桂文珍は演歌歌手の石川さゆりと対談。これまでに紅白歌合戦に45回出場していて、石川は支えてくれるファンに感謝した。また、「津軽海峡・冬景色」、「天城越え」は除夜の鐘のように位置付けられ、石川は天城越えのラストの挙動は歌舞伎から着想を得ているという。石川の中学時代、民放ののど自慢大会があり、友人が出場募集に応募。すると、実家の帰省とダブルブッキングしたため、石川がオーディションに出場。チャンピオンに輝いたが、舞い込んだオファーは歌手ではなく、ドラマ出演だった。ドラマが終わると歌手としてデビューすることとなった。10代半ばで二葉百合子の「岸壁の母」に感嘆し、二葉のもとで浪曲の指導を仰いだ。持って生まれた好奇心に加え、出会いに恵まれた他、所属事務所も寛大だったという。