来週には3回目となる備蓄米の放出が予定されているが、コメ全体の価格は高いまま。スーパーでのコメ平均価格は4214円と、14週連続で史上最高値を更新している。1年前から2倍以上の価格になっている。コメ高騰の余波は消費者や小売以外にも。ブタの飼料用米が入手しづらくなっている。国内生産のみその約8割が米みそで、みそ専門店は取引先の半数から値上げの通知が来ているという。「日の出みりん」は4月出荷分から1~8%値上げになった。栗山米菓の「Nばかうけアソート」は味を5種から4種に減らした。これまで放出された備蓄米は給食・外食などにも供給されているため、まだ備蓄米が届いていないスーパーも多い。政府は7月まで毎月備蓄米の放出を続ける予定。業者にはコメ不足の不安感がるので、備蓄米も高値で取引されるという。今後の備蓄米の放出は入札上限数、取引の上限価格を検討すべきだという。