前澤工業は2011年、高知大学などと下水処理の消費電力を大幅に削減する技術を開発した。下水処理場の巨大な水槽の中で2つのセンサーを使って酸素濃度を正確に測定、微生物に送る酸素の供給量を制御する。生活排水の量は時間帯によって異なるが、これまでは増減に関わらず一定の酸素を送っていた。新しいシステムは処理する下水の量や汚染度に合わせて微生物の活動に必要な酸素量を調整している。無駄な酸素の供給を減らすことで消費電力を約30%削減できるという。この技術は全国9カ所の下水処理場で採用されている。前澤工業は北海道湧別町で牛のふん尿を活用するバイオガス発電プラントを手掛けた。前澤工業が培ったエンジニアリング力が生かされている。火力発電に比べて年間約6000tの二酸化炭素を削減出来る。年間の発電量は約1600世帯分。施設内の巨大なタンクではふん尿から液体の肥料を製造している。
住所: 茨城県笠間市矢野下750
