サウナが鎌倉時代に行われた国家プロジェクトで貢献していた。万富東大寺瓦窯跡と深いかかわりがあるのが東大寺。東大寺は建物の大半と大仏が焼失した。再建に向けて先頭に立ったのが重源。東大寺再建のための瓦が作られた場所が万富東大寺瓦窯跡。万富東大寺瓦窯跡では東大寺大仏殿の刻印が記されている瓦などが出土されている。万富は良質の粘土が算出され焼き物の生産が盛んで多くの焼き物職人がいた。また吉井川から瀬戸内海を経由し奈良への物資運搬に適していたという。重源は東大寺再建に向けて土地開発や資材の調達をはじめたとされている。この国家プロジェクトを実現させたのが重源が行った政策の湯屋。風呂の施設とみられる石垣や井戸の跡が残されている。当時の湯屋はスチームサウナ。重源が東大寺再建に使う材木を調達した山口県では湯屋と石風呂が残っている。浄土寺には重源が建てた湯屋が残されている。万富で瓦を作り始めてから2年後大仏殿が再建された。