懲役刑では再犯を減らす効果に限界があり、出所後に自立して生活することができず再犯をして刑務所に戻ってくることの繰り返しになってしまう危機感から、「社会に定着させ立ち直らせる」ことを重視する方向に転換した。龍谷大学 矯正・保護総合センター長・浜井浩一さんによると、海外では受刑者と社会との距離を近づける取り組みの結果、再犯する人の割合が減ったケースもあるという。今回の取材で刑務官たちも「受刑者に優しすぎるのではないか」といった外部から声を聞くことがあると話していた。浜井さんは「受刑者はいずれ社会に戻ってくる。刑務所が受刑者を社会から切り離すと再犯リスクが上がるおそれがあり、受け入れやすい社会にする取り組みが必要」と指摘している。再犯による新たな被害者を生まないという点からも、拘禁刑の導入が結果につながっていくのか注視する必要がある。
