兵庫県の新温泉町では今、レコードで街を盛り上げようという動きが進んでいる。JR浜坂駅からすぐの場所にある観光案内所には、去年10月に町が設置したレコードのリスニングルームがある。レコードに触れてその音を自由に楽しむことができる。レコードの針の部分は、新温泉町浜坂で作られている。江戸時代長崎から縫い針作りの技術が伝わり、大正時代には蓄音機の針に転換、昭和40年代からレコード割りの生産が始まった。新温泉町にある関西で唯一レコード針を作っている工場を取材。職人の腕によってオリジナルの針も生み出されてきた。職人歴半世紀以上の森田耕太郎さんが開発したカンチレバーの紹介。その技術を受け継いでいるのが奥充男さん。レコードの魅力をより多くの人に広めたいと、日本精機宝石工業・代表取締役・仲川和志さんは町の観光案内所を拠点にイベントの開催を始めた。中川さんは今後、レコードの音を通して街を活気づけていきたいと考えている。イベントは今後月1回開催予定。