ここからは中国で取材を続ける北京支局・坂元亮太記者が解説する。ここからは(1)「日本に出ている影響」、(2)「日中関係の冷え込みいつまで」の2つのポイントで解説。先週金曜日、日本のアニメキャラクターを集めたイベントでは、3日間の予定を初日以降中止。唯一開催された初日でも大槻マキさんのライブ中に曲が急に止まったり、モニターが消えるなどして突然中止となった。さらに浜崎あゆみさんのライブも先週末に上海公演を行う予定だったが、急遽中止となり無観客で全公演を実施。坂元記者は「『イベント中止は各事業者の判断であり、中国政府は関与していない』というのが表向きのスタンス。ただ、これまでに政府が様々な対抗措置を打ち出しているため、イベント事業者も強硬な姿勢に沿うようにギリギリまで考えた結果急遽中止を決めたとみられる。また、これだけイベントの中止が相次いでいることについては、『各事業者が自分たちも対応している』と政府にアピールする狙いもあるとみられる。突然のキャンセルは(中国では)よくある。今年9月にロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩総書記が訪中した際に行われた軍事パレードでは、メディアの取材が大幅に制限された。大規模な交通規制もあり、取材班はなんとか規制範囲内のホテルを予約できたが、宿泊当日になって『部屋の水道が壊れたから泊まれない』などとちょっと信じられないような理由で一方的にキャンセルされたケースも有る。民間側は政府の移行を踏まえ忖度するような形で急遽決定が行われていると感じた」などと話した。
