佐世保市・浦頭港近くにある釜墓地では、フィリピンで亡くなった旧日本軍の将兵と引き上げの途中で死亡した民間人6500人あまりが葬られている。釜墓地では約40年前に地元の有志が慰霊団体を立ち上げて毎年全国から遺族を招待して追悼式を行うとともに、行方不明者の問い合わせにあたってきた。しかし、遺族の高齢化などから追悼式の参加者は減少を続けていて、活動を継続することが困難になっているとして来月20日の追悼式のあとに団体を解散すると遺族に文書を送ったことが分かった。佐世保釜墓地戦歿者護持会 は戦後80年の節目の年であることから解散の手続きを取ることになったが、活動は継続していきたいとしている。