昆虫写真家の海野和男さんが国内外で撮影した昆虫の写真展が、活動の拠点にしている小諸市で開かれている。小諸市にアトリエを構える海野和男さんは、50年以上にわたって世界各地でさまざまな昆虫を撮影してきた昆虫写真の第一人者。毎年、小諸市で写真展を開いていて、ことしは国内外の昆虫を撮影したおよそ80点が展示されている。この内コロンビアで撮影したバラトゲツノゼミは薔薇の棘のように鋭く鮮やかな色をした突起が特徴的。マレーシアなどに生息するオオコノハムシは他の動物に襲われないように木の葉そっくりに擬態するのが得意。写真展は来月18日まで、「市立小諸高原美術館・白鳥映雪館」で開催されている。