東京都知事選挙があす告示される。立候補を予定している4人が共同記者会見に参加し、重点として掲げる政策を訴えた。日本記者クラブが主催した共同記者会見には、現職の東京都・小池百合子知事、蓮舫参議院議員、広島・安芸高田市元市長・石丸伸二氏、航空自衛隊元航空幕僚長・田母神俊雄氏が参加。冒頭、最も訴えたいこととして小池知事は「首都防衛。東京大改革3.0を続ける」、蓮舫参院議員は「若者の手取りを徹底して増やす、都をガラス張りにする」、石丸氏「政治屋の一掃。仕事をするふりをして、一向に成果を上げない。“恥を知れ恥を”これが国民の思い」、田母神氏は「政治は結果である。結果を出す政治でなければいけない」。東京都の去年の出生率が0.99と1を下回る中、少子化対策については、小池知事は「“018サポート”。(高校)授業料の実質無償化など。重要なのは母の数を減らしてはいけない。無痛分娩(の費用助成)にも取り組んでいこうと思っている」、蓮舫参院議員は「不安と負担のない東京都を作ることが長い目で見た少子化対策」、石丸氏は「都市への集中、過密への取り組み、視点が欠かせない」、田母神氏は「抜本的な経済支援をすることで所得を増やしてあげることが大事」と述べた。東京都知事選挙には、タレント・清水国明氏が立候補の意向を表明。清水氏は「災害対策の強化や透明安心なくらし、社会的弱者の支援」などを公約に掲げている。このうち災害対策の強化では「近隣自治体と連携した2次避難先の確保や、トレーラーハウスを活用した避難所の整備などを進める」としている。候補者数は、過去最多だった前回4年前の22人を大きく上回り、50人を超える可能性がある。東京都知事選挙はあす告示され、来月7日に投票が行われる。