フジ・メディアHDは昨日の取締役会で取締役を17人から11人に減らす刷新案を決議した。フジテレビも大幅に減らす。長年フジ・サンケイグループのトップに君臨してきた日枝久取締役相談役も退任する。日枝氏は昨日付でフジテレビの取締役を退任。フジ・メディアHDの取締役も6月に予定されている株主総会をもって退任する。日枝氏は先月末から入院中のため、昨日の取締役会には出席しなかったという。フジテレビによると、一連の問題で1月末までCMを差し替えたスポンサー企業は311社に上り、先月の放送収入は前年比の9割減少した。今週火曜日時点でフジテレビの取引スポンサーは約100社だという。今回の刷新で取締役の女性比率は3割以上となり、平均年齢はフジテレビが59.5歳、フジ・メディアHDは61.6歳にまで下がるという。