北海道・清里町は人口約3700人。地域おこし協力隊に応募している若者が集まった。2泊3日の現地訪問のプログラムでは町の中心部や住宅の見学の他、清里町民との交流も。企画したのは岩崎風花さん。東京の大学で地域活性化について学んだ後、農業コンサルティング会社に就職。町おこしのアイディアがあってもそれを実現する人が地域にいないという課題に直面した。風花さんは「提案を東京からするんじゃなくて各地域にそれを回してくれる人材を育てていかないとこれって持続的じゃないなっていうのを思った」と話す。そこで風花さんは生まれ育った清里町にUターンし、現在は地域おこしに取り組むNPO法人の職員として2人の子供を育てながら協力隊を受け入れるリーダーをしている。清里町ではこれまでも協力隊を採用していたが、1人も定住に結びつかないという問題を抱えていた。清里町・古谷一夫町長は「3年間どのような形の中でサポートしていくのかというプログラムや、サポートの在り様など、具体的には見えないなかで暗中模索でやっていた」、清里町・本松昭仁 参与は「助言や協力や指導が少し欠けていたのでもしかしたら(協力隊員が)孤立っていうか、そういったところもあったんじゃないかな」と話す。
先月、清里町には新しく4人の地域おこし協力隊が着任した。この日は協力隊としてのこれからの活動などを住民に知ってもらうためのセレモニーの日。4人の手元にあるのは自分の特技や趣味が書かれた写真付きのトレーディングカード。住民1人1人に手渡して挨拶をした。平日の夜、目標をはるかに超える100人がホールに集まった。協力隊をサポートする中で風花さんが大切にしているのは住民を巻き込むこと。風花さんは「やりたいと思っているけれど諦めていることとかあればぜひ実現していきたいし、実現の過程でもいろんな人を巻き込んで面白おかしくやっていきたいみたいな思いがすごくあります」と話した。着任セレモニーの翌日、4人の姿は裏摩周展望台にあった。協力隊・大野恵さんはこれから登山自然ガイドとして活動する。北海道東トレイルは釧路・阿寒摩周・知床をつなぐ約410kmの道。先月1つにつながり、4人は根釧台地の絶景に息を呑んだ。
先月、清里町には新しく4人の地域おこし協力隊が着任した。この日は協力隊としてのこれからの活動などを住民に知ってもらうためのセレモニーの日。4人の手元にあるのは自分の特技や趣味が書かれた写真付きのトレーディングカード。住民1人1人に手渡して挨拶をした。平日の夜、目標をはるかに超える100人がホールに集まった。協力隊をサポートする中で風花さんが大切にしているのは住民を巻き込むこと。風花さんは「やりたいと思っているけれど諦めていることとかあればぜひ実現していきたいし、実現の過程でもいろんな人を巻き込んで面白おかしくやっていきたいみたいな思いがすごくあります」と話した。着任セレモニーの翌日、4人の姿は裏摩周展望台にあった。協力隊・大野恵さんはこれから登山自然ガイドとして活動する。北海道東トレイルは釧路・阿寒摩周・知床をつなぐ約410kmの道。先月1つにつながり、4人は根釧台地の絶景に息を呑んだ。