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「清里観光振興会」 のテレビ露出情報

かつて高原の原宿とも呼ばれた山梨・北杜市・清里に今月1日ホテルがオープンした。ブームが過ぎ去った街の再生に取り組む男性の思いとは。北杜市・八ヶ岳連峰の南に位置する清里。標高1200mに高原が広がり澄んだ空気や美しい自然を満喫できる。首都圏から電車や車で2時間半ほどの距離。今月オープンしたホテルを手掛けたのは2020年に東京から移住したデザイナー・中野シロウさん。中野さんはチキンラーメンのキャラクター・ひよこちゃんが刷新された際にデザインを担当。これまで手掛けたデザインは10万点を超える。1日1組限定の貸し切り型ホテルで、1階と2階にベッドルームが計3つ。グループでのパーティーなども受け付けている。ホテルの最大の特徴。隣接するミュージアムとは渡り廊下でつながっている。ミュージアムには中野さんが10代から収集してきた貴重なレトログッズや仕事のサンプル資料のために購入したものなど約3万点のコレクションが飾られている。宿泊客は館内を3時間貸し切りにできる。時間限定でミュージアムの一般公開も行っている。
山梨・北杜市・清里は1970年から80年代にかけ漫画や人気女性誌に取り上げられ一躍、人気観光地になった。メルヘンチックな建物が並び高原の原宿と呼ばれ、年間250万人以上が訪れたことも。ブームが去った今もメルヘンチックな建物は多く残されている。駅前通りは冬の時期で平日ということもありシャッターを閉めている店舗が少なくない。駅周辺の店舗数について清里観光振興会・舩木良会長は「8割がた閉まっている」。こうした状況にデザイナー・中野シロウさんは「廃墟特集とか組まれてしまう。それは非常に良くないこと。1軒でも多くお店を開けていこうと」と語った。中野さんは偶然見つけたおもちゃ箱のような街「清里」を1980年代の街並みを生かしながら新たなデザインの力で活性化させたいと思っている。ミュージアムホテル以外にも駅周辺の7つの店舗などを買い取り現在、アンティーク家具や古着の店を運営。残りの店舗も今後、飲食店などを誘致していく予定。中野さんは地元の人たちに対し店のデザインなどを通じて協力応援を行っている。地元住民は「中野さんには期待感しかなかった。もう一回清里を再生できるのではないか」と語った。

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