済生会横浜市東部病院では職員しか使わない場所は電気の使用をなるべく控えるなど経費を抑える工夫をしているが、賃上げや物価高で2025年度は数億円の赤字になる可能性がある。三角隆彦院長は「非常用発電を動かす設備を更新しなくちゃいけない。10億円クラスのお金がかかる」と話した。2024年度、全国の病院の半数以上が赤字。(厚労省)。政府は2026年度の診療報酬改定について全体で2.22%引き上げることを決定し、12年ぶりの引き上げとなる。診療報酬とは診察や手術など対価として受け取るもので、人件費や医療機器の購入に使われる。三角院長は診療報酬決定後、「一定程度の効果は期待できると思うが、1年経てば再び同じ状況に陥る可能性もある」と話した。診療報酬は保険料・税金・自己負担でまかなわれていて、引き上げることは国民の負担増につながる。医療提供体制の維持と国民の負担増のバランスをどう考えるか、非常に難しい状況となっている。
