東京・渋谷で最新の流行や文化を発信してきた百貨店の西武渋谷店が、9月末で営業を終了することがわかった。閉店するのはA館とB館、パーキング館。自社で所有しているロフト館やモヴィーダ館は営業を続ける見通し。西武渋谷店が開店したのは今から58年前。その存在は単なる百貨店の枠を超えていた。日本人デザイナーを後押しするセレクト売り場「カプセル」を設置。1970年代から1980年代は「DCブランド」ブームの火付け役となり、“若者の街・渋谷”を象徴する存在だった。ピーク時は渋谷店だけで年間約700億円の売り上げがあったという。しかしその後はネット通販やファストファッションが台頭し売上が低迷。さらに“100年に一度”といわれる大規模再開発が進行中の渋谷駅周辺。西武渋谷店は駅から近い場所にあるが、2010年代からは駅直結の大規模商業施設が続々とオープンし、競争が激化していった。そごう・西武は約20年前から店舗の土地と建物を所有する地権者と営業を続けるための協議を重ねてきたが、合意に至らずその歴史に幕を下ろすこととなった。2020年には東急東横店、2023年には東急百貨店本店が閉店。西武渋谷店の撤退で渋谷から百貨店は姿を消すことになる。
住所: 東京都渋谷区渋谷2-21-1
URL: http://www.hikarie.jp/
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