医療機関では外国人患者が年々増えている。東京・渋谷区の都立広尾病院では、医療通訳で外国の患者にも対応していて、これまでに151の国・地域の患者を受け入れてきた。厚生労働省によると、2024年度は約14万4000人が医療機関を受診した。言語だけでなく、医療制度の違いも壁となっている。問題1つが医療費の未払い。会計が受診後の後払いであることが混乱の原因。こちらの病院では、悪意のある未払は年に2件ほど。説明を受けていない、思ったより高いといった誤解がトラブルにつながるケースは数多い。他人の保険証を使おうとするなりすまし受診も起きていて、保険証を医療費が安くなるクーポンと考えているケースもある。病院ではトラブル対策として、未払い問題について医療行為の料金表を作成し患者に提示している。常識のギャップを埋める工夫で未払いは1万円を下回る月も。政府は訪日外国人について、未払い20万円以上で入国を認めないケースがあったが、今月1日から1万円以上に大きく引き下げた。
