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「港区(東京)」 のテレビ露出情報

江蔵智さん(67)は10年ほど前に父と死別し、母のチヨ子さん(92)は介護施設で暮らす。20年ほど前、チヨ子さんが入院し、血液検査が行われた。A型のはずだったが、チヨ子さんはB型。夫はO型、智さんはA型。チヨ子さんの浮気が疑われ、DNA型検査が行われたところ、親子関係はないことが分かった。智さんは親類から「誰とも似ていない」と言われ、父とも反りが合わず、14歳で家を飛び出していた過去がある。智さんは「本当の父母は誰なのか」と独自に調査。だが、東京都は個人情報にあたるなどとして、情報提供、調査に応じてこなかった。2021年、智さんは都を提訴し、25年に東京地裁は親捜しを命じる判決を下した。当番組では江蔵さんの出産を手掛けた墨田産院の職員名簿を入手。取り違えが起きた翌年、墨田産院で働き始めたという女性(95)が取材に応じた。
墨田産院では年間1000件以上の分娩を扱うなか、12人の助産師で対応していたという。午前中、2人の助産師で複数の赤ちゃんの沐浴を行っていた。ストレッチャーに戻す順番がズレると、入れ替わりが起きかねない。産院では足裏に名前を書くことで赤ちゃんを区別していたが、100%正確かは断言できないという。高度経済成長期、安全な分娩を求めて出産場所は自宅から病院へと変わり、上皇后美智子さまも皇室として初めて、病院で出産された。相次ぐ取り違いを受け、新生児の管理方法の基準が設けられた。だが、それまでの間に2000万人以上の赤ちゃんが生まれている。
東京都は智さんと同じ時期、墨田区に出生届が出された男性116人をリストアップ。智さんは自らの思いを手紙に綴り、都が送る文書に同封することにした。「本当の名前は何なのか。誕生日はいつなのか」、「自分のルーツを知りたいと思う気持ちを抑えることができなかった」などと記していた。いま、第三者からの精子・卵子提供で生まれる人が増えるなか、多くは遺伝的ルーツを知らされていない。申惠丰教授は子どもが出自を知る権利について、「日本では全く法制化が進んでいない」と指摘する。智さんは取り違えの発覚後、チヨ子さんと一緒に暮らし始めていた。チヨ子さんは「産んでみた子に会ってみたい」と望み、智さんは「母の願いをかなえてあげたい」と話す。
稲福スミ子さん(75)は55年前、子どもを取り違えられた。長女の美自紀さんと血液型が一致せず、「おたくの子どもではない」と言われた。それから10日後、「実子が見つかりました」と連絡が入った。美自紀さんには4歳年下の弟がいたが、実子とそっくりだったという。相手の家族と話し合い、子どもは交換。6歳まで育てた美自紀さんとの別れは耐え難かったという。実子、真奈美さんとは長い時間をかけ、親子関係を築いていった。また、美自紀さんとも交流を続けている。稲福さんは江蔵さん親子の切願が叶うことを願う。だが、江蔵チヨ子さんは93歳の誕生日の直後、死去。12月、都による調査は行き詰まりをみせるなか、智さんは弁護士と話し合い、調査の見直しを求めることにした。
病院では生まれた赤ちゃんは個別ベッドに乗って運ばれ、沐浴は親にレクチャーしながら一緒に行う。一方、江蔵さんの担当弁護士のもとには赤ちゃん取り違えの新たな相談が舞い込んでいた。智さんは「生きている限り、両親はどういう方だったのか、自分は何者か。調べたいです。知りたいです」と語る。

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ニュース・気象情報(ニュース)
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