東京・港区は、入学したばかりの小学1年生が約1か月間、仮のクラスで過ごしてから正式なクラス編成を決める「プレクラス制度」を来年度から導入する。港区が導入するプレクラス制度は、幼稚園や保育園から聞き取った新入生の情報をもとに、4月末までの1か月間の仮のクラスを編成し、児童の特性を把握した上で、5月からの正式なクラスを編成する取り組み。区内の小学校には、インターナショナルスクールや外国から転入する子どもなど、さまざまな背景がある児童が年々増えていて、児童の特性を把握し、クラス編成に生かすことが課題になっていた。区教育委員会は、約1か月の期間に教員が巡回して児童のことを理解した上で、正式なクラスを編成することで、より安定したクラス編成に生かせるとしている。プレクラス制度がすべての小学校で導入されるのは都内で初めて。