エミー賞で快挙を成し遂げた真田広之さん。約18年前、アメリカで本格的に活動を始めた当時、ぶつかったのは言葉の壁だった。コツコツと努力を続け、次第にハリウッドでの地位を確立。忠臣蔵をモチーフにした映画「47RONIN」で共演したキアヌ・リーブスさんとは信頼関係を築いた。それから約10年、真田さんは日本の時代劇をベースにした「SHOGUN 将軍」を主演、プロデューサーとして作り上げた。授賞式後、真田さんは「次世代の俳優や制作陣に大きな意味をもたらしてくれると信じています。時代劇が継承され日本発でも世界に通用するものを作っていく、ひとつの布石になればという気持ちです」と語った。また今回、日本人俳優・スタッフも栄冠を手にした。作品でイギリス人航海士の通訳を演じたニュージーランド生まれの日本人 アンナ・サワイさんは主演女優賞を日本人初受賞。殺陣や所作指導など裏方に日本人を多く起用、スタッフも受賞し合わせて9人の日本人が受賞する快挙を成し遂げた。鈴木亮平さんや賀来賢人さんなど真田さんの後輩たちからは祝福のコメントが寄せられている。