トリゼンクオリティオーシャンズの福岡さんは鶏のふんを用いて海域肥料をつくり、カキやアサリなどの餌となるプランクトンの増殖に貢献している。鶏のふんのほとんどは産業廃棄物として処理せざるを得なかったが、「MOFU-DX」という肥料を開発。ブロック状なので時間をかけて栄養分を海に供給、植物性プランクトンや海藻を持続的に増やすことができる。山口県出身の福岡産は土木資材メーカーの研究職を経て2011年に現在の会社に入社。完成までに10年ほどかかったというMOFU-DXは現在、日本各地で採用されている。