歌手で俳優のいしだあゆみさんが甲状腺機能低下症のため亡くなったことが分かった。76歳だった。ドラマ北の国からの脚本家、倉本聰さんが悲しい胸の内を明かした。いしださんは1964年に歌手デビュー。自身の代表曲となったのが1968年に発売した「ブルーライトヨコハマ」。この曲は100万枚を超えるヒットとなり、紅白歌合戦にも初出場を果たした。「あなたならどうする」はCMソングとして使われ、話題となった。俳優としても活躍したいしださん。映画「男はつらいよ」やドラマ「北の国から」など人気作に出演。1987年には「火宅の人」、「時計アデューリベール」での演技が高く評価され、日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞に輝いた。そして、映画賞を記念して行われたパーティーでは俳優業についての思いを打ち明けていた。葬儀については近親者のみで執り行われ、お別れの会は予定していないという。