きのうから始まった中国・国慶節の大型連休。例年よりも長い8連休で、のべ23億人が移動する見通し。自家用車で移動する人が約8割を占め、渋滞が発生した道路では、バドミントンや麻雀をする人の姿も。火鍋を振る舞う人も現れた。連休中の海外旅行先1位は、ことしも日本。2015年、訪日中国人による「爆買い」が流行語大賞に選ばれた。現在は、物価高が続くなか、日本で買うお得感が消え、爆買いは減少している。中国では先月、抗日戦争勝利80周年を祝って、軍事パレードが行われた。戦時中に細菌兵器の開発を行った旧日本軍を題材とした映画「731」が公開され、反日感情の高まりが懸念されている。公開1週間で、興行収入は約240億円にのぼった。映画の口コミの中には、批判的なコメントが多く見られた。史実と違う女性の幹部兵士が登場するなど荒唐無稽な描写が随所にあり、現実離れした演出に人気が低迷。興行収入は、第2週以降、62億円しか伸びない状況となっている。