新日本紀行から42年後の東京・西新宿。30を超えるビルが高さを競い合っている。十二社熊野神社は新宿の守り神として信仰を集めてきた。境内で正月の準備をする秋元正幸さんは秋元茂さんの息子。鳶職を継いで町火消の組頭になった。昔ながらの正月の風景を大事にしたいと毎年50ほどの門松を作る。西新宿は今も再開発が続いている。この20年で人口は20%増加。新しい住民にどう向き合うかが課題になっている。創業100年を超える酒屋の3代目・五味望さん。コロナ禍の厳しい中でも街の酒屋の心意気を守ろうとしている。高層ビルの1階にはピアノが置かれ、訪れる人が交流するスペースになっている。新年を迎え、町火消が木遣りと梯子乗りを十二社熊野神社に奉納。気持ちを新たにする年の初めだ。
住所: 東京都新宿区西新宿2-11-2