24時間365日、断らない救急病院に密着。埼玉・狭山市にある埼玉石心会病院のER総合診療センター。専属医師17名と22名の救急救命士が所属する救急車受け入れ台数県内トップクラスの病院。70代の女性が熱中症で搬送されてきた。30℃を超える気温の中、路上で失神していたところを通行人が発見し、通報したという。脱水症状もあったが、命に別状なし。80代の男性は熱中症の疑いがあったが、新型コロナの感染も確認された。ガーデニングの最中にスズメバチに刺されたという女性はこれまでに5回ほど蜂に刺されている。血圧低下や意識障害などを引き起こすアナフィラキシーショックを恐れて救急要請。女性は蜂に刺された直後、患部を冷やしたため、アナフィラキシーショックは起きることなく、無事に帰宅した。自転車での単独事故を起こした60代の女性。自転車にまたがり、向きを変えようとした際にバランスを崩して転倒。左手と左足のつけ根の2か所を骨折、2週間程度の入院が必要となった。仕事中、胸の痛みに襲われたという50代の男性。医師の診断は心筋梗塞。命の危険が迫る一刻を争う事態。男性の緊急手術が始まった。3日後、院内には手術を無事終え、元気にリハビリに励む男性の姿があった。