東京大学の高村ゆかり教授が、COP30について解説。COP30は、ブラジル・ベレンで11月10日から22日まで行われた。アメリカはパリ協定からの脱退を表明していて、COP30に代表を送らなかった。主要国のNDC削減目標を紹介。COP30の決定文書で、パリ協定10年の到達点と課題を確認して、長期目標の実現を目指して決意を持って連帯し続けると表明した。COP30では化石燃料からの脱却の工程表を作成したが、最終的に決定文書には盛り込まれなかった。熱帯林保全基金は2025年11月6日に立ち上げられ、1250億ドルの資金を集めて運用益を支援に充てる。熱帯林保全基金には、日本を含め50を超える国々が賛同している。
