レトロブームに乗って観光客でにぎわうJR熱海駅が今日、開業100周年を迎えた。今日、静岡県のJR熱海駅で行われた開業100周年を祝うイベント。大勢の人が集まる人の前に現れたのが熱海市出身の大相撲力士・熱海富士。きょう一日駅長に任命された熱海富士は中学高校時代、通学で熱海駅を使っていたといい、会場からは大きな拍手が送られた。100年前の今日、国鉄熱海線の開通とともに誕生した熱海駅は2016年に駅舎が建て替えられるまでは三角屋根が特徴的な小さな駅舎だった。当時の写真には、和服で歩く人の姿が写っている。国鉄の開通で、熱海温泉はますます人気となり、伊豆の玄関口として歩み始めた。1964年には東京オリンピック開催に合わせて東海道新幹線が開業し、熱海駅にも新幹線が開通、新婚旅行や慰安旅行の定番となり年間およそ500万人が訪れる人気観光地となった。令和になった今も、レトロな雰囲気が愛されている。