4月24日、金融庁で開かれた緊急会合。片山金融担当大臣と日銀の植田総裁に加えメガバンクの幹部らが集まった。片山大臣は「今そこにある危機である」などと述べた。AIによる金融システムへの攻撃の懸念。問題となっているのはアメリカのアンソロピック社がサイバーセキュリティ業務のために開発した最新AI「クロード・ミトス」。テスト段階で開発者にも見つけられなかったシステムの脆弱性を見つける能力を持つことがわかり、サイバー攻撃に悪用される危険性が判明。銀行の預金システムの書き換えや不正送金、口座情報の抜き取りなどが起こる可能性も指摘され、ミトスの発表直後から米国でも政府や大手銀行が対策に追われている。アンソロピック社はミトスの一般公開を見送る一方、アマゾンやアップルなど限られたテック企業に共有し、ミトスが悪用された場合のサイバー攻撃に備えて防御策の構築を急いでいる。伊藤が「AIの技術進歩が予想を超えるスピードで進んでいて、技術進歩が大国間の競争を伴いながら進展しているもう一つの側面もあり、国際的なルール作りやリスク管理体制は明らかに整備が遅れている。これが深刻なリスク」などとコメントした。
