長井丈さん(10)の紹介。今年8月、京都市で開催、82の国・地域から約4000人が参加し、世界の昆虫学者による講演や研究の発表が行われる「国際昆虫学会議」。丈さんは自身が日本語で研究したものを英語に翻訳してポスターを作成。訪れた方々には英語でプレゼンをしていたという。大人を驚かせた長井丈さんのアゲハの研究。4年生のときに「アゲハの幼虫の記憶は成虫やその子孫に遺伝するのかな?」との疑問が浮かんだ。アゲハの幼虫にラベンダーの匂い+低周波治療器で刺激。結果、成虫の68%とその子孫もラベンダーの匂いを避けた。米・フロリダ大学・河原章人教授は、「丈さんは1世代だけでなく3世代まで続けて飼育しチョウを交尾させている。10歳でここまでやるのは素晴らしい。すごい学者になると期待している」とコメント。5歳のとき、お母さんが園芸用で買った庭のレモンの木にアゲハが卵を産みに来る→幼虫からさなぎになる時、死んでしまう→悔しかった経験から研究を始める。丈さんの将来の夢は生物学者。「昆虫の知能や体の作りを動物や人間に応用して、困っている動物や人間を助けたい」等と話した。丈さんの母親は「こういうやり方があるよっていうのは言うが、簡単に買うのではなく、自分で作れるようにやってみたら?というふうには伝えるようにしている」等と話した。