耐火れんがは長さ100mの窯で10日以上かけてじっくり焼くことによってできる。中有深部の温度は1800℃以上になる。長い時間をかけてれんがを焼くことで急激な温度変化による割れを防ぐ。また、熱が均一に当たるよう、れんがの並べ方も工夫している。耐火物には特殊な形状をしたものもある。「ポーラスプラグ」と呼ばれる耐火物は溶けた鉄を撹拌したり不純物を取り除く工程で使われて、窯の底に設置される。窯の底からガスを噴き出すことで溶けた鉄を撹拌する。不純物は小さな泡とともに上昇して取り除かれる。TYKのでは小さな泡をより多く出すため、穴の大きさを0.1mmに調整。穴の大きさを均等にして数を増やしたことでガスの通りを良くし不純物を取り除く技術を確立した。
1929年に創業した牛込製粉工場がTYKの始まり。当時は粘土を採掘・粉末状にして製鉄会社に納品していた。1947年に耐火物の生産を目的に東京窯業を設立した。高度経済成長期に入ると鉄の需要が急増、鉄の製造方法の進化が会社の成長を後押しした。
1929年に創業した牛込製粉工場がTYKの始まり。当時は粘土を採掘・粉末状にして製鉄会社に納品していた。1947年に耐火物の生産を目的に東京窯業を設立した。高度経済成長期に入ると鉄の需要が急増、鉄の製造方法の進化が会社の成長を後押しした。