政府は、1月から電気代などの負担を軽減するための補助金を再開したが、補助金の半減などが原因で、3月使用分の電気料金が値上げされる。東京電力で、平均的な家庭の場合、前月比約380円ほど値上がりする見通し。電気代の補助金は、1・2月使用分では2.5円、3月使用分では1.3円となる。ガス代の補助金は、10円から、3月使用分では5円となる。去年1月から5月まで、ウクライナ侵攻に伴う燃料価格高騰を受け補助金が出された。8月には猛暑のため補助金が再開された。番組のアンケートでは、94%が1月の電気代が去年と比べて高くなったと回答。1LDKのマンションに暮らす夫婦では、1月使用分は1万8816円で、2月使用分は約2万4000円になるという。こまめに電気を消すなどの節約にも取り組んでいたという。一軒家に住む一人暮らしの男性では、ことし1月の電気代は、去年の同じ時期に比べ1万円ほど高くなった。暖房費がかさんだ理由は、寒さのほかに、飼い猫の存在もあるという。これまでの電気料金で最も高くなったという。加谷は、補助金が再開されると選挙がある、今夏には参院選があり、猛暑を理由に補助金が再開される可能性もあるなどとし、日銀が今、積極的に利上げしているため円高に戻しやすい環境にはあるが、利上げには否定的な意見もあり、これ以上思い切った利上げは難しいかもしれないなどと話した。