タレント・いとうまい子は4月から起業を目指す人が通う専門職大学の教授に就任する。教えるのは悩みを乗り越えるための意識や視点の変え方だという。いとうは1983年にアイドルとしてデビュー、その翌年、ドラマ「不良少女とよばれて」で演じた役が大きな話題となった。この役について、いとうはみずからプロデューサーに連絡して役をつかみ取ったと話した。「アイドルのイメージを覆したかった」と話す彼女は当時の雑誌記事にも「芸能界に流されず自分らしくあり続けたい」「歌か女優かすぐに決めたいとは思っていないけど、どうせなら女優と呼ばれたい、今までもアイドルという名は拒否してきたつもりだ」と語っていた。その後、情報番組やバラエティー番組などにも出演し活躍の幅を広げ、45歳のとき早稲田大学へ進学し予防医学を学んだ。学びを通じて社会に恩返ししたいという思いに突き動かされた。大学院にも進み高齢者のスクワット運動を支援するロボットを開発。現在も細胞学の観点から抗老化について研究を続けている。アイドルから俳優、そして大学教授へ。挑戦を続けるために必要なことについて「得意でワクワクする楽しめることを見つけたもん勝ちだと思っている。あまり深く考えず一歩踏み出していくと違う未来が訪れると思う」と話していた。