SNS上で出場選手などへの誹謗中傷が相次いでいる。今大会、IOCはAIを使い37以上の言語に対応した、選手をSNS上の中傷から守る検知システムを導入。しかし実際に選手に抽象する投稿が届き十分とは言えない。ソウル五輪銅メダリストでスポーツ心理学者の田中ウルヴェ京さんは「応援する選手が負けたことを我が事のようにとらえ怒りを覚える人はいる。そこに歪んだ正義感が加わることで相手選手などを攻撃することがただしと考えてしまう」と指摘。ネガティブな状態を解消するためにも、感情を誰かにぶつけるのではなく、不満を言い合える身近な人をつくったり怒りをノートに書きなぐったりすることを勧めると話している。(朝日新聞)