水原一平被告は韓国で行われた開幕戦の直後「私はギャンブル依存症です」と打ち明けたとされている。本人も治療を希望しているということだが、こうした中、5月14日からギャンブル等依存症問題啓発週間が始まった。依存症は周囲を巻き込んでいく病気と言われており、自分がやっていなくても家族や友人がパチンコやパチスロなどにのめり込んで抜けられなくなっているかもしれない。ギャンブル依存症を研究する久里浜医療センターの調べではギャンブル依存症疑いの人は全国でおよそ200万人もいる。最近では違法なオンラインカジノをきっかけに学生や20代の若者が陥るケースも増えており借金を作るケースも多いという。ギャンブル依存は性格が原因になるものではなく誰でもなる可能性があるが、なりやすい人はおり幼少期や青年期からのギャンブル体験。家族がギャンブル問題を抱えている人。そして、初期に大勝ちをした経験がある人はギャンブル依存症になりやすいことが分かっている。久里浜医療センターの松下院長によるとギャンブル愛好家は仕事や家庭生活に問題はなくてのめり込むのを我慢できる。一方、ギャンブル依存症の人はコントロールが利かない、やめると決めてもやめられない。これは脳が機能異常を起こしていると考えられている。大阪府はギャンブル依存症に悩む人向けに無料のスマホアプリを提供しており、ギャンブル依存度チェックや1回の賭け金や時間の目標を決めるギャンブル日誌を利用することができる。また、依存症対策全国センターでは全国の相談窓口や医療機関を探すことができる。