ノロウイルスによる食中毒患者数は冬の寒い時期に多くなる。ノロウイルスの感染経路について、食べ物からヒトに感染する場合、強火で素早く調理しても内部の過熱が不十分なこともある。ひなた在宅クリニック山王の田代和馬医師によるとさまざまなモノを介して感染する可能性があるという。感染対策として消毒エタノールは効果が弱いため、石けんとお湯で手洗いをする、調理器具は熱湯や塩素消毒液に1分以上浸すと効果があるという。症状が出たら、感染防止のためタクシーなどの利用を控え、おう吐や排便を我慢しない、下痢止めを使用しないのが望ましいとしている。