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「男はつらいよ 寅次郎子守唄」 のテレビ露出情報

山田洋次さんの90作品目となる最新作、映画「こんにちは、母さん」。大泉洋さんが演じる昭夫は大企業の人事部長。社員のリストラを担当していて神経をすり減らす毎日。さらに家庭では妻との離婚問題や永野芽郁さん演じる娘との関係に悩んでいた。そんなある日、吉永小百合さん演じる母が住む、東京・下町の実家を久しぶりに訪れた。すると、独り身の母の様子に変化が。母はおしゃれになっていきいきとした生活を送っていた。さらに、恋もしていた。山田洋次さんは映画について問われると「大泉洋さんが娘の永野芽郁さんと母の恋愛について語りあうシーン。ああいうところは好き。今回の作品は70歳すぎたお母さんが恋をしていることについて40歳半ばの息子がムカムカするというところ、面白い。でもねお母さんはひとりの女性なのだから、60歳、70歳、80歳であろうと誰を好きになろうとお母さんの人間としての自由な行動」などコメント。今回の映画には山田さん自身の体験が影響しているという。山田さんが大学生のころ、母親は恋をして家を出ていった。そうした行動にとまどいつつも尊重してきた山田さん、新作でも母親が恋をすることを肯定的に描いている。山田さんは家族について「いろいろな精神的な葛藤がお互いに沸き起こるのが家族。息子だって母親が恋愛をして葛藤を乗り越えたときに新しく自分の母親をひとりの女性として見る。新しい認識に到達したおやじを賢い娘はちゃんと見ている。家族はある時期から意志的に家族である努力をし続けなければいけない。逆に言えば血が繋がらなくたって、家族はあり得る。あの家族の問題について近所の人もみんな口を出す。いいとか悪いとか。(男はつらいよで)このひとたちはいつも一緒になってある問題になるといっしょに 意見を交わし合う。古い昔の長屋での暮らしでは日本人はそういう賢い生き方が出来ていた。孤独にどんどんなっていく時代。家族でもメールで会話を交わすことが本当に賢い生き方なんだろうかと思えて仕方ない」などコメント。山田さんの代表作男はつらいよでもご近所同士で家族同然の付き合いが描かれていた。今回の映画では50日近くにわたり撮影が行われた。支えるのは山田組と呼ばれるチームのスタッフ。山田組には大きな特徴がある、撮影時間は基本9時から17時。働きやすい環境を大切にしている。そのため、撮影現場に子どもを連れてくるスタッフが良く見られるという。大きな家族のようにスタッフみんなで子どもを見守る。スタッフを大切な家族だと考える山田さん。これからもともに映画を作っていきたいと考えている。山田監督の最新作はあす公開。

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