予約の電話が殺到してるという杉並区の病児保育室こねこ。新型コロナウイルスとはしか以外の病気なら、病状によって子供を預けることが可能。受け入れ定員は6人で、常駐看護師と保育士2人で日々の対応に当たっている。こねこは小児科のあるたむら医院に併設されており、預かり前に朝の診察を受ける。田村院長は、様々な病気が同時に流行っているのが今の状況で、病児保育室のキャンセル待ちという方が多く出ている状況だという。当日の持ち物は、昼食や食事エプロン、着替えなどを準備し預けるという。施設内には、子供同士で感染症を移さないための隔離部屋もある。この日は、アデノウイルスの子供2人、風邪症状の子供3人がこねこを訪れた。おもちゃで遊んだり昼食、お昼寝は普通の保育現場と変わらないが、病気の子を預かるということで、現場の保育士と看護師は気を使うことが多いという。日々新しい子がやってくることもあり、投薬の際にもより入念な確認が必要になるという。子供同士やスタッフへの感染を防ぐため、遊具などの消毒は欠かせない。利用する保護者は、「どうしても抜けられない仕事があって預けた」「家族が順番にアデノウイルスに感染ってしまって、こういう存在がありがたいなって思う」などと話していた。