今回の舞台は白山。富山、石川、福井、岐阜の4県にまたがる白山。雪深い山の中で生き抜く野生動物の営み。石川県の手取川上流部には深い谷がいくつも刻まれている。1月、白山は1年で最も厳しい季節を迎えていた。日本海の近くに位置するため、列島有数の豪雪地帯。この時期、谷の急斜面では頻繁に雪崩が発生する。気温の上昇も加わり斜面のあちらこちらに地肌が現れた。そこにやってきたのはニホンザル。サルたちは冬のごちそうを求めて谷の斜面を歩き回る。ニホンカモシカも現れた。食べ物が少ないこの時期、雪から現れた植物は大切な糧。急峻な谷の上には森が広がっている。そうした森を住処にする生き物がいる。やってきたのはニホンテン。小さな動物を襲うハンター。ニホンノウサギはテンなどの天敵から身を守るため、雪の中でじっとしている。厳しい季節を乗り越えるための懸命な営みが続く冬の白山。
