人間国宝の井上さんは白磁の第一人者でことし94歳になった。今年の新作のテーマに麦を選んだ。日本人の人生や仕事観を映したのが理由。井上さんが陶芸の世界に入ったのは約80年前で形がいいから白磁が原点である。1995年人間国宝に認定され「平成・令和の伝統と言えるものを作り出す心がけを持たないといけない」と話した。井上さんの孫も陶芸家で井上さんは「技術は指導してもアイデアは口を出さない」と話した。
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