コロンビアのノーベル文学賞作家、ガルシア・マルケスが書き上げた世界的なベストセラー「百年の孤独」の文庫版が今、異例のヒットとなっている。東京・新宿の書店では特設のコーナーが設けられ訪れた人が次々に手に取っていく。「百年の孤独」はコロンビアのノーベル文学賞作家、ガルシア・マルケスが1967年に発表した長編小説。架空の村を舞台に数世代にわたる一族の歴史が描かれ登場人物の名前や関係性が複雑なうえ物語の展開も難解なことで知られる。日本でも1972年に単行本が出版され作家の没後10年となることし、初めて文庫化されると2か月足らずで29万部を発行したところ、異例のヒットとなっている。読書会の動きも広がっている。都内でも読み終えた11人が集まり感想を伝え合っていた。読書会の主催者した浦野喬さんは「純粋に面白い話を読みたい、話を聞きたい人間が本能的に求めるものに対して1つの答えを出してくれている」と話していた。