知的障害がある生徒たちの高校野球のチームを密着。都立青鳥特別支援学校のベースボール部。硬式野球のチームで全員、軽度の知的障害がある。今年の夏、全国高校野球西東京大会に、全国初の特別支援学校単独チームで出場。結果は0対66の5回コールド負けだったが大きな第一歩となった。3年が引退し、新キャプテンに選ばれたのが八木秋大くん。八木秋大くんは自分の思いを伝えるのが苦手だった。部員は1年が6人、2年が4人。秋大くんは軽い知的障害と発達障害がありコミュニケーションを取るのが苦手だという。中学校では陸上部。野球部は人と関わることが多いので野球部を選んだという。練習開始の1時間前、秋大くんは誰よりも早くグラウンドに入り、1人黙々と準備をしていた。ある日、1人で準備をしていると、後輩の三上優斗くんがやって来た。三上くんは申し訳な気持ちがあったので早く来たという。数日後、秋大くんは積極的に後輩と関わろうとしていた。9月7日、目白研心高校と試合が行われた。結果は0-66で大敗したがチームのみんなは前向きだった。