都内の米の小売店では全国から取り寄せた玄米を店で精米・販売していた。備蓄米の入荷はないという。備蓄米をめぐっては3月に落札された約21万トンのうち、先月13日までに集荷業者にわたったのは64.9%、卸売業者には9.4%、小売業者には1.4%にとどまっている。備蓄米の流通が滞っている要因について、精米・袋詰め作業に時間がかかっているとの見方もある。自民党の小野寺政調会長はおととい、備蓄米の制度に問題があるとした。農林水産省が先週発表したコメの販売価格は17週連続最高値を更新。政府は備蓄米の流通経路を広げるため、今週にも入札条件の緩和を視野に検討しているという。
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