長崎市内の各地で行われる郷くんちの1つで、300年以上の歴史があるとされる矢上くんちが奉納された。長崎市では諏訪神社に奉納される長崎くんちのほかにも、各地の神社で秋の収穫を祝う郷くんちが行われており、今日矢上神社に奉納された矢上くんちは300年以上の歴史があるとされている。今年は蠣道地区と間の瀬地区から約250人が参加し、江戸時代から伝わるとされる蠣道地区の蠣道浮立では、鬼の面を被った踊り手の簓が竹坊を振り回しながら踊りを見せた。また、県の無形民族文化財に指定されている間の瀬地区の間の瀬狂言は、酒を酌み交わす男性2人が3匹の猿に踊りを披露させるという演目で猿の踊りを小学5年の兄と小学2年の双子の3兄弟が演じた。