能登町にある松波酒造は日本酒を醸造する蔵が地震で倒壊したが約3トンの米は被害を免れ県南部の小松市の酒造会社に米を移して酒造りを続けてきた。2ヶ月間かけて醸造した今年の新酒が完成し今日タンクに入った酒が機械でビンに詰められた。新酒は復興に向けて前進するという意味などを込めて「大江山GO」と名付けられボランティアの人と手分けをして米の品種などが書かれたラベルを貼り出荷の準備を行っていた。県酒造組合によると地震の被害の大きかった輪島市などの奥能登地域には11の酒造会社があり、このうち8社が県内外の酒造施設を借りて製造を始めた。この新酒は今月17日には県内の酒店などの店頭に並ぶ予定。