石破総理大臣は先ほど、今年初の外国訪問となるマレーシアとインドネシアに向けて出発した。マレーシアとインドネシアはどちらも中国が覇権主義的な動きを見せる南シナ海に面している。石破総理は安全保障面でも連携を深めたい考え。マレーシアは今年のASEAN東南アジア諸国連合の議長国。また、インドネシアは人口2億8000万人を抱える東南アジアの大国で、脱炭素やエネルギー分野での協力も進める考え。外務省関係者は「東南アジアはトランプ政権が誕生する米国を気にしている。日本の存在感を示すいいタイミングだ」と話す。佳子夫人も初めて同行し、文化交流などの行事に出席する予定。当初は韓国を加えた3か国を訪問する予定だったが、韓国国内の混乱を受けて取りやめとなっている。