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「砂鉄」 のテレビ露出情報

伝統的な手法で鉄を作っているフランス人のミシェル田中・グザヴィエさん。日本の漫画などの影響を受けて日本刀に興味を持ったミシェルさんは、日本の伝統的な製鉄手法「たたら製鉄」を研究しようと15年前に来日した。これまでたたら製鉄が特に盛んだった中国地方の大学で研究に取り組んでいたミシェルさん。今はフランス語の講師として千葉県の東京理科大学に移って研究を続けている。その中でこの地域にも製鉄の文化があることを知った。使われていたのは関東特有の「竪型炉」といわれる製鉄炉。ただこの地域では区画整理が行われ、現在は痕跡がほとんどない。歴史が忘れられるのはもったいないと思ったミシェルさんは去年11月に大学のお祭りでキャンパスの一角に地域の人たちを集めた。行ったのは1300年前の製鉄手法の再現。関東特有の竪型炉では初の実験だった。炉を十分に乾燥させた後に火を入れ、木炭を燃やして1000℃の高温にする。そしてここから数時間かけて約10kgの砂鉄を少しずつ投入していく。その後地域のボランティアにも協力してもらい、2日間にわたって火を絶やさないよう交代で番を回す。炉を冷やすこと数日。10kgの砂鉄から2kgほどの鉄を作ることができた。

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