根石岳山荘でリーダーを務めている佐藤は山荘に来て5年が経っていた。佐藤は大学時代から登山しており、下界での仕事に嫌気が差し、最期の逃げ場が山しかないと感じて山小屋に来たのだと明かした。山小屋生活について佐藤は冬の歩荷が一番想像を超えるものであり、最初の年には胸までの高い積雪をかき分けて歩荷していたなどと伝えた。硫黄岳山荘代表の浦野は今までの自分をリセットして自分を見つける機会だとかを山小屋という職場を選択肢の一つに考える人が増加してきているなどと語った。山小屋の朝は早く、佐藤は早朝から食事を支度し、宿泊者たちに提供している。宿泊者を見送ると、佐藤たちは次の宿泊者たちが来る前に迎えるための準備に取り掛かった。佐藤は山小屋を職場に選んだ際には母に泣かれてしまったなどと打ち明けた。山小屋で働く君塚らは電車に揉まれて生活してた頃の自分の顔は酷かったと思うなどと振り返っていた。山小屋の消灯時間は20時で、佐藤たちは眠りについた。
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