トラック運転手などの時間外労働の規制が強化された2024年問題を巡って神奈川労働局などが労働時間の削減に取り組む横浜市内の企業の工場を視察した。神奈川労働局などの担当者が横浜市鶴見区にある大手ビールメーカーの工場を訪れた。初めに、メーカーの物流を担う会社の担当者がトラックドライバーの時間外労働の削減に向けた取り組みを説明し発注者側との交渉によってリードタイムと呼ばれる注文から納品までの期間を従来より延ばしていることなどを紹介した。また工場内の視察では倉庫からトラックに商品を積む工程を自動化させたり、検品作業を紙の伝票との照合ではなく端末での読み取りに変えたりすることでドライバーの荷待ちの時間の削減につながっていることも紹介された。